毎日の水分補給が、肌の糖化対策になるとしたら、ちょっと嬉しくないですか?
糖化は、体内で余分な糖とタンパク質が結びついて「AGEs(最終糖化産物)」という老化物質を生み出す反応のことです。
このAGEsが肌のハリを保つコラーゲンを破壊し、シワ・たるみ・くすみといった肌老化を引き起こします。
AGEsの怖いところが、糖化は日々の食生活の中でもじわじわ進行するということ。実は、「飲み物」からも糖化リスクを受けていることはご存知でしょうか?
たとえば、砂糖の入った清涼飲料水や甘いカフェドリンクなどは、血糖値を急上昇させ、糖化を加速させる原因になります。
逆に、抗糖化作用のあるお茶を意識的に取り入れることで、糖化をゆるやかにし、美肌をキープしやすくなります。
そこで今回は、抗糖化作用のある飲み物を、独自の視点のランキング形式でご紹介します!
抗糖化作用が期待できる飲み物ランキング7選

実際に試してみて、続けやすかった抗糖化作用のある飲み物を、第1位からご紹介していきます!
第1位:玄米茶|血糖値の上昇を抑え、抗酸化力も高い

糖化予防におすすめの飲み物第1位は、「玄米茶」です。玄米茶には、血糖値の急上昇を抑える食物繊維やポリフェノール、さらに抗酸化作用のある「γ-オリザノール」や「ビタミンE」などが含まれています。
これらの成分がAGEsの生成を抑え、糖化ストレスを軽減します。カフェインも緑茶に比べて少なく、日常使いにぴったりな抗糖化ドリンクです。
小学生の息子も保育園児の娘も「おいしい!」と言って、毎日一緒に飲んでいます。玄米茶は香ばしくて、後味がスッキリと美味しく、我が家では人気の高いお茶です。やかんで作り、学校や保育園の水筒にも淹れています。
家族みんなで笑顔で飲めるし、日常生活に取り入れやすく、もちろん糖化対策にもバッチリつながるので、「抗糖化作用が期待できる飲み物ランキング1位」にランク付けしました。
第2位:甜茶(てんちゃ)|ポリフェノールの一種「GOD」が抗糖化をサポート

糖化予防におすすめの飲み物は2位は「甜茶(てんちゃ)」です。
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール(GOD)」は、AGEsの生成を防ぐ働きがあると言われています。もともと抗アレルギー作用で有名な甜茶ですが、その甘さとノンカフェインという特性から、リラックスタイムにも最適です。
食後にちょっと甘いものが欲しくなったときに甜茶を飲むと、甘いものが欲しい気持ちが満たされ、お菓子に手を出さずにすんでいます。なのに、カロリーゼロ!しかも、免疫力アップや美肌効果まで期待できるスゴイお茶なんです。
ちょっと独特の香りに、「大人な味で飲めない…」と子どもたちは飲めない様子でした。
また、甜茶の効能に「食欲増進」があります。日常的な水分補給に飲んでみましたが、「なんだか間食が我慢できない…」と無性に食べたくなり、食欲が増した気がしました。笑
でも、「花粉症の症状が軽減した」と実感するほど、甜茶には「おや?」と思わせてくれる効能があります。ちょっと一息つきたいときなど、甘みを楽しみながら、抗糖化作用に貢献してくれる「甜茶」、おすすめです。
第3位:ドクダミ茶|AGEs生成を抑える「クエルシトリン」が豊富

糖化予防におすすめの飲み物3位は「ドクダミ茶」です。デトックス効果でも知られるドクダミ茶ですが、ドクダミはコラーゲンの糖化を抑制する効果が報告されています。コラーゲンは肌のハリを保つために重要な成分。シワやたるみの予防が期待できます。
また、抗酸化物質「クエルシトリン」を豊富に含んでいます。この抗酸化作用が、糖化の抑制にも期待できます。
独特の風味が気になる方は、ルイボスティーや黒豆茶とのブレンドもおすすめです。生薬名は「ジュウヤク」といい、効能に肌荒れにもいいとされています。
第4位:ウーロン茶|脂質と糖質の吸収をブロック
糖化予防におすすめの飲み物4位は「ウーロン茶」です。ウーロン茶に含まれる「重合ポリフェノール」は、脂質や糖の吸収を抑え、糖化の抑制に関わると注目されています。
食事と一緒に摂ることで、食後血糖値の急上昇を防ぎ、AGEsの生成をブロック。特に脂っこい料理のときにおすすめです。
ウーロン茶は、緑茶を半発酵させて作られますが、その過程でカテキン類が重合して「重合ポリフェノール」が生成されます。よって、ウーロン茶は緑茶の良さも持ち合わせながら、ウーロン茶特有の良い成分もあり、糖化予防に嬉しいお茶です。
脂っこい食事と一緒にウーロン茶を飲むことで、罪悪感も糖化の作用も減らしてくれるのはありがたいですね。
第5位:緑茶|カテキンが糖化と酸化のダブル対策に
糖化予防におすすめの飲み物5位は「緑茶(日本茶)」です。緑茶に豊富な「カテキン」は、糖化と酸化を同時にケアできる抗酸化成分。中でも「EGCG(エピガロカテキンガレート)」は、AGEsの生成を抑えるだけでなく、すでにできたAGEsの分解にも一役買うとされています。
濃い緑茶を1日に2杯程度飲むのが目安です。飲むタイミングは、食前や食事中に飲むと、より効果的といわれています。
緑茶のなかでも、「玉露」は特にカフェインが多いので、飲みすぎや、寝る前に飲むことは注意したいです。
第6位:ジャスミン茶|香り成分がストレス軽減&糖化予防に
糖化予防におすすめの飲み物第6位は、「ジャスミン茶」です。ジャスミン茶(さんぴん茶)は、沖縄の伝統的なお茶で、古くから日常的な飲み物として親しまれています。
ジャスミン茶は、緑茶ベースのカテキン効果に加え、「テルペン類」と呼ばれる香り成分によってストレス軽減にもつながります。
ストレスが糖化を進める要因になることもあるため、香りでリラックスすることも抗糖化ケアには大切なポイントです。
また、血糖値の上昇を緩やかにする効果や、抗酸化作用によって糖化を抑制する可能性があります。
第7位:ほうじ茶|胃にやさしく香ばしさでリラックス効果も
糖化予防におすすめの飲み物第7位は、「ほうじ茶」です。食事にもよくあうし、子どもも飲みやすい味のため、我が家は冬場に煮出して飲んでいます。
ほうじ茶には、「テアニン」や「ポリフェノール」が含まれ、血糖値のコントロールをやさしくサポートします。また、焙煎の過程で「ピラジン」という成分が生成されます。ピラジンは、血行を促進し、体を温める働きがあるため体を冷やす心配がすくないです。
体から熱を奪う「カフェイン」や「タンニン」がすくないことも、体を冷やしにくい理由に挙げられます。
糖化予防にいい飲み物を調べてみて、冷えを避けるために冬場に飲んでいた「ほうじ茶」が、抗糖化対策にもなっていたのはガッツポーズでした。笑
抗糖化ドリンクを選ぶときの注意点

どれだけ抗糖化作用があるお茶でも、砂糖が入っていては効果が台無しです。砂糖入りのペットボトルティーやフレーバーティーには注意が必要です。
また、「美味しくて続けやすい」ということも大切なポイントですよね。無理せず、自分の生活や好みに合ったお茶を選ぶことで、抗糖化習慣が定着しやすくなります。
まとめ
糖化は、美肌を遠ざける大きな要因のひとつです。毎日の飲み物が糖化を進めてしまうのか、それとも糖化を防ぐのか、お肌の大きな分岐点になります。
抗糖化作用のある飲み物ランキングは、玄米茶を1位にしました。玄米茶は抗糖化作用の期待が高いのはもちろん、カフェインが少なく、子どもも安心して飲めます。香ばしくてスッキリ美味しいので、毎日続けやすいかなと思います。
甜茶は甘いものが欲しくなったとき、ウーロン茶は脂っこいものを食べるときなど、生活の場面にあわせて取り入れると、いろいろなお茶を楽しみながら糖化予防ができます。
少し意識するだけで、簡単に糖化対策が始められると思いませんか?お気に入りのお茶を見つけて、飲み物でゆるっと抗糖化習慣、はじめてみましょう!