鏡を見るたび、ふと気になるおでこの赤いブツブツ。「ニキビかな?」と思って、しっかり洗顔しても治らない。おでこの赤いブツブツに悩んだことはありませんか?
私は長いあいだ、おでこの赤いブツブツの正体がいったい何なのか?ずっと気になっていました。痒みもあるし、でもニキビのような芯がないのでニキビじゃない?ずっとブツブツがあるわけではなく、いったん消えて、またふいに現れる。そんな、おでこの赤いブツブツにちょっと困っていました。
でも、とあることがきっかけで「やっぱりニキビじゃない。洗いすぎだったんだ!」と気づくことになりました。おでこのブツブツの原因は、『落としすぎ』『削りすぎ』でした。
そこで、今回は敏感肌の私がおでこのブツブツの原因に気づいた過程と、やってよかった改善ポイントをお伝えしていきます。
おでこに繰り返す赤いブツブツ…でもニキビじゃない?

いつのまにか繰り返すようになったおでこの赤いブツブツ。痒いけどニキビじゃないような・・・
- ホルモンバランスの乱れ?
- 揚げ物や甘いものなど食べ物の影響?
- 前髪についたヘアクリームがおでこにも付いちゃった?
いったい何が原因だかわからなくて、「そういう体質?」とあきらめかけていました。
ブツブツには痒みも!これってニキビじゃない?

私のおでこにできていたブツブツは、ただ赤いだけじゃなく、かゆみも少しありました。痒みがあるので、ニキビが炎症してる?って思いがちなんですが、私の場合は芯のないブツブツがおでこ全体に広がっている感じでした。
たまにムズムズして、つい触りたくなってしまったり。本当のことをいうと、ムズムズに我慢できなくて掻いてしまうこともしばしばありました。笑
実は、『洗いすぎ』や『洗浄力の強い洗顔料』によって肌のバリアが崩れると、肌はちょっとした刺激でもかゆみを感じやすくなるんです。
乾燥や摩擦、空気中のホコリや花粉など、これまで何ともなかったものにまで反応しやすくなってしまいます。
つまり、私の肌は「守るものがなくなって、外からの刺激が直接入ってきてますよー!」っといった感じで、SOSをかゆみとして出していたのかもしれません。
市販のニキビ薬では全く治らなかった

おでこのブツブツが繰り返されるのが気になって、市販のニキビ用クリームを塗ってみたこともあります。殺菌系のジェルや、角質を溶かすようなパッチなど、いろいろ試してみました。
でも、まったく変化なし。むしろ肌が乾燥してピリついた感じがして、悪化してるかも?とすら感じることもありました。このとき「やっぱり、これニキビじゃない!」と、ニキビの可能性がほぼ消え、おでこのブツブツがニキビじゃないことを確信しました。
敏感肌の私が気づいた『意外な原因』

私は混合肌で、Tゾーンのテカリが気になる肌質でした。なので、おでこはしっかり洗いたい場所。洗浄力が強い、さっぱりした洗顔が理想だと思っていました。
でも、おでこのブツブツよりもっと気になっていたのが、頬の赤みと毛穴の目立ちでした。それを改善するため、クレンジングと洗顔を、試しに『やさしさ重視』のものへと思い切って変えてみました。
すると、おでこの赤いブツブツまで現れなくなりました。意外すぎて、拍子抜けしました。おでこの皮膚って強いと思い込んでいましたが、実は、おでこは刺激に弱い場所だったんです。
おでこのブツブツ、実は『洗いすぎ』が原因だった
「おでこにブツブツができるのは、汚れが落ちていないからかも」と思って、濃密な泡がつくれる、洗浄力強めの洗顔フォームを、しっかり泡立てて毎晩モコモコの泡で丁寧に洗っていました。
でも、その『しっかり丁寧な洗顔』こそがおでこのブツブツの原因だったなんて、当時の私は想像もしていませんでした。
Tゾーンのおでこは皮脂が出やすいからこそ、つい洗浄力の強い洗顔や、W洗顔を頑張ってしまいがちです。
でも、私の肌は洗うたびにバリアが薄くなり、外部刺激に無防備な状態になっていました。洗っているのに治らない。その違和感がすでに『洗いすぎサイン』だったかもしれません。
洗浄力の強さと酵素が肌に負担をかけていた
当時使っていた洗顔が、洗浄力のしっかりした『さっぱり系』酵素洗顔。
「毛穴汚れにも効くし、つるんとして気持ちいい!」と信じて疑わなかったです。
成分をよく見てみると、洗浄力強めの成分が複数入っていたり、酵素が入っていました。敏感肌の私にとっては、この組み合わせが肌バリアをじわじわ削っていたようです。
しかも、おでこは皮脂分泌が多いぶん「効かせたい」気持ちが強くて、知らず知らずのうちに『攻めすぎなケア』になってしまっていました。
バリア機能の低下から軽い炎症が繰り返されていたかも
肌のバリア機能が弱ると、
- 花粉やほこり
- 汗や皮脂
- タオルや髪の摩擦
といった、普段ならなんともない刺激にも反応するようになります。敏感肌ならなおさらです。
すると、肌の奥で『軽い炎症』が常に起こっている状態になり、その結果、赤いブツブツが出たり、かゆみが出たり、ということが繰り返されていたんだと思います。
一見、皮脂や汚れが原因に見えて、実は『守る力』が足りなかっただけでした。
それに気づいたとき、肌をきれいにするには『落とす』より『守る』が大事だったんだな・・・と心底思いました。
私がやめてみたこと・変えてみたこと

いいと信じて使っていたクレンジングと洗顔フォームを見直すまでに、かなり時間がかかりました。
化粧水や保湿クリームなど、『足す』ことばかりに注目していたのも時間がかかった原因です。それに、自分がまさか敏感肌だとは思ってもいませんでした。
まさにおでこの赤いブツブツができなくなったのは、洗浄力の強い成分が含まれたクレンジングや洗顔フォームをやめたときでした。
敏感肌には刺激の強い洗顔料をストップ
クレンジングは、それほど洗浄力が強くないものを使っていました。とても気に入っていた商品で、何本リピートしたかわからないほど、もう何年も使っていました。
でも、実際に成分を1つ1つ調べてみると・・・洗浄力がちょっと強めの成分が使われていることが発覚。これには少し驚きました。
洗顔フォームも毛穴や角栓にいいと思って1年以上使っていたものでした。成分を1つ1つ調べてみると、洗浄力の強い成分が数種類含まれていて、どうりでサッパリするわけだなと納得いきました。
使い続けるうちに、敏感肌の私は、洗顔後に顔全体の乾燥やピリつき、ツッパリ、頬の赤みが気になるようになったので、「肌に必要な皮脂まで落としすぎていたのかも?」と感じ、思いきって一度、洗浄力の強い洗顔料をお休みすることにしました。
やさしく守るケアに切り替えた
クレンジングと洗顔フォームは、やさしさ重視のものに切り替えました。
- アルコール、エタノール不使用
- シンプルな成分設計
- 刺激になりにくい保湿成分入り
肌にうるいおいを与えながら、なるべく刺激を避けて、守りながら落とすようなケアを意識するようにしました。明らかに肌の調子が落ち着いてきました。
おでこのブツブツが出なくなった!
頬の赤みと毛穴目立ちのためにクレンジングと洗顔を切り替えましたが、いち早く変化があったのが、実はおでこでした。
やさしさ重視のクレンジングと洗顔に切り替えてから、3日ほど経つころ「おでこのザラつきがきれいになっている」と感じました。
1週間たっても2週間たっても、赤いブツブツがおでこにできることがなく、1ヶ月がすぎても赤いブツブツがおでこにできることはありませんでした。
まさかの事態に「ラッキー!」と思いました。
やっぱり、ニキビじゃないし、ホルモンバランスでもない、『落としすぎ』『削りすぎ』が原因だったと、時間の経過と共にようやくわかりました。
ブツブツがニキビじゃないときに考えたいこと

おでこにできる赤いブツブツは、必ずしも『ニキビ』とは限りません。私の場合、肌が薄く敏感肌で『落としすぎ』による原因でおでこにブツブツができていました。他にも、皮膚のトラブルが考えられます。
脂漏性皮膚炎/接触性皮膚炎/アレルギーの可能性も
おでこのブツブツがニキビじゃない場合、以下のような可能性も考えられます。
- 脂漏性皮膚炎:皮脂の多い部分にかゆみや赤みを伴う発疹がでる
- 接触性皮膚炎:シャンプーやスタイリング剤の成分によるかぶれ
- アレルギー反応:特定の成分に対する過敏反応で炎症がでることも
見た目が似ていても、原因や対処法はまったく異なるため、私のように『ニキビケア』では改善しないこともあります。
病院へ行く前にできること
皮膚科に行く前に、自分でできることもあります。
- スキンケア、ヘアケアを一度シンプルにする
- 使用中の化粧品を見直し、刺激成分のチェックをする
- 洗顔の頻度や洗い方を見直す
これだけでも、「肌が落ち着いてきたな」という変化が見えることもあります。ただし、かゆみや炎症がひどい場合は、早めに皮膚科で相談するのが安心です。
まとめ|おでこのブツブツは肌からのSOSでした
おでこの赤いブツブツは、ニキビでもなければ、ホルモンバランスや食べ物の影響などではありませんでした。混合肌の私は、Tゾーンのテカリや鼻の角栓、頬の毛穴目立ちなどをケアするようなクレンジングや洗顔を使っていました。
でも、頬の赤みや毛穴目立ちは、『落としすぎ』『削りすぎ』な洗顔をしていることに気が付き、敏感肌であることにも同時に確信を持ちました。
そこで、『優しさ』重視なスキンケアアイテムへと変えました。クレンジングと洗顔フォーム、両方とも『守るケア』へ変えることにより、おでこのブツブツまでできなくなりました。
すべての人に当てはまるわけではないけれど、自分の肌に合っていないアイテムが『肌荒れの原因』になっているケースは、思っているより多くの人が悩まされているのかもしれません。
敏感肌さんや乾燥しやすい肌質の方は、『やさしい洗顔』に切り替えるだけで肌が変わることもあります。おでこのブツブツは、肌からの小さなSOSサインかもしれません。その声に気づき、一度スキンケアの見直しをしてみましょう。